この曲を聴くと思い出すひと

エッセイ
エッセイ日々のつぶやき

【五感】(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が覚えてる記憶ってないですか?
この香水の香りは、あの人を思い出すとか、この味は旅行先で食べたあの時の味だとか。

これは音楽にまつわるエッセイです。

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「安全地帯V」のアルバムの中の1曲「あのとき」。
この曲を聴くと必ず思い出すひとと、シーンがある。
それもかなり鮮明に。

私は助手席で女性文字で書かれたカセットテープの曲名を見て、今流れてる曲が、「あのとき」って知る。
確か、「妹の文字だ」ってそのひとは言ったと思う。

そもそも私と付き合ってるわけではなかったし、その人に彼女がいるのも知ってたし、彼女も知ってた。
だけど私はその夏、どんどんその人に惹かれていった。

何にも考えてなかった。
その瞬間、ただ一緒にいたかっただけ。
今思えば、彼女になりたいとかそんな気持ちさえなかった。
「あのとき」は、私のその刹那な感情とリンクしたのだろう。
だからこの曲を聴くと今でも一瞬で、私は助手席で、右手にカセットケースを持っている映像が浮かぶ。

これからどうなるのかなと思った時に、大きなことがその人の起きた。
で、途切れて終わった。
呆気なく。

半年後の私の誕生日にBirthday cardが届いた。
「あの3ヶ月を忘れないで」って書いてたと思う

知ってたんだ、そう言うことをするひとだって。
私はそれでピリオドが打てた。

 このコラムはノンフィクションです

 

 

コメント待ってます♪

  1. なん より:

    ずるいなー、「忘れないで」なんて‥‥‥。
    忘れてやるよー、すぐに。
    いや、一生忘れられない事をやつは知っているな。

    そんな事思いました。(^^;)

    • nagi nagi より:

      なんさん

      そうなんですよね、こういう形だとたまに(どうしてるのかな。元気ならいいな)と。
      会いたいワケじゃないです。
      ただ幸せを祈るって心境(笑)