笑ってゾクっとした舞台：パラサイト 半地下の家族　大阪公演

芝居を観に行く

舞台「パラサイト　半地下の家族」

毎朝ルーティンで見ている関西ローカル「おはよう朝日です」に宮沢氷魚くんが出演し、「パラサイト」の舞台の話しをされて、”おは朝席”を用意しています～と。
なんとなく抽選に応募、当選しましたと言うことで実に20年以上ぶりに”芝居”を見に行くことに。

今回観劇したのは、「パラサイト　半地下の家族」台本・演出：鄭義信の舞台。
このドラマは2020年にアカデミー賞（作品賞、ポン・ジュノ監督賞、国際映画賞、脚本賞）を獲得した韓国映画をベースにした舞台です。
鄭義信氏が脚本・演出され、舞台は90年代、大阪に住む家族でした。

「おは朝席」と言うのでかなり期待していたんですが、席は２F席１列目でした。
ま、舞台は２F席が特等席とも言いますからね（私は１Fが好きだけど）

舞台の感想

脚本は悪くなかったと思います。
宮沢氷魚くんも大阪弁をがんばってましたね。
古田新太さんはさすがです。やっぱりカレの演技には惹きつけられるものがあります。
主役の金田ファミリーで残念だと思ったのは母：江口のりこさんかな。
演技の上手い、下手ではなく、江口さんの雰囲気に大阪の貧乏暮らしの家族の設定が合わないんだ。
夫がキャラが濃い古田新太さんってこともあるし。
伊藤沙莉さんはさすがでした。
もうひとつ辛口批判するとしたら、裕福な家族：永井家の妻千代子役の真木よう子さん
彼女はセリフを落としたり、忘れたり、舞台発声ができてないし、舌っ足らずと言うか・・・口がまわっていない。こんなで良く舞台をやってるな、って感じ。
今後も舞台女優をされていくなら、まずは基礎からやり直してもらいたい。

演技で圧巻だと思ったのは、永井家のお手伝いさん役のキムラ緑子さん。
アドリブもバッチリ決めていたし、主役ではないものの、自分のパートはしっかり存在感でした。

キャスト